そもそも逆輸入車とは?
「逆輸入車」とは、日本の自動車メーカーが海外市場向けに生産・販売した車を、再び日本に輸入した車のことを指します。
例えば「トヨタ」や「ホンダ」などの日本メーカーが、アメリカ市場向けに生産したモデルがその代表例です。
普通の“輸入車”は海外メーカーの車を輸入することを指しますが、逆輸入車は“日本メーカー製で、海外仕様”というのが大きな特徴です。
そのため、見た目は国産車に近くても、装備やサイズ、左ハンドルなど、海外仕様ならではの個性があります。
逆輸入車の魅力とは?
✔ 日本で手に入らない特別な車種に乗れる
海外でしか販売されていないモデルや仕様が多く、「人と被らない車」に乗りたい人にはピッタリです。
✔ デザインやサイズが個性的
北米市場向けの車は、ボディサイズが大きく迫力があり、ワイルドでラグジュアリーな印象を持つ車種も多くあります。
✔ 国内メーカー製だから性能や品質に安心感がある
日本のメーカーが設計・製造に関わっているため、信頼性は高く、日本車の技術がしっかり活きている点も魅力です。
逆輸入車の注意点・デメリット
❌ 国内では整備・修理を断られる場合も
海外向け仕様のため、一部部品や設計が国内モデルと異なる場合があります。
ディーラーや整備工場によっては「対応できません」と断られるケースも。
アフターケアまで考えて、購入先は整備体制が整った専門店を選ぶのがおすすめです。
❌ カーナビや電装系が日本仕様でないことがある
カーナビが海外仕様のままだと、日本の地図データに対応していないケースもあり、買い替えや再設定が必要です。
❌ 左ハンドルに注意
左ハンドル車が多く、日本の道路事情に慣れるまではやや扱いづらいこともあります。
運転に自信のない方には不向きかもしれません。
❌ スペアパーツの入手が困難
パーツの輸入に時間がかかる場合もあるため、トラブル時の対応に時間や費用がかかる可能性があります。
逆輸入車の購入方法と注意点
✔ 専門店や並行輸入業者を利用する
逆輸入車は、通常のディーラーでは取り扱っていないことが多く、並行輸入車専門店や一部の中古車店で購入するのが一般的です。
信頼できる販売店を選ぶポイント:
- 実績があるか(販売台数・運営年数)
- 在庫が豊富で価格が相場と比較して妥当か
- アフターサービス・整備体制が整っているか
✔ メンテナンス・保証の有無を事前確認
購入後のトラブルを避けるためにも、「どこで整備できるか」「保証はあるか」などを必ず確認しておきましょう。
逆輸入車が向いている人はこんな人!
- とにかく人と被りたくない!という方
- 海外仕様の大きなボディ・デザインが好きな方
- 整備やカスタムに自信がある車好きな方
- 日常使用より趣味・コレクション目的が強い方
まとめ:逆輸入車は“特別な1台”を求める人に最適
逆輸入車は、
- 海外仕様ならではの個性と魅力
- 日本では手に入らない特別感
- 国内メーカーの信頼性
を兼ね備えた、こだわり派にぴったりの選択肢です。
ただし、
- 整備や修理の難易度
- 購入後のサポート体制
- カーナビや部品対応
といった面で、通常の国産車よりも手間やリスクが伴うことも事実です。
購入を検討する際は、信頼できる専門店を選ぶこと、納得の上で購入することが何よりも大切です。
“世界に一台”感覚で乗れる愛車を手に入れたい方は、ぜひ逆輸入車という選択肢を視野に入れてみてください。